ローズマリーは移植を嫌う。増やすなら挿し木がGood!
あなたの家に、ローズマリーはありますか?
実はローズマリー、料理・ボディケア・掃除・栽培など、用途が幅広いのです。
ですから、放ってもグングン育つからって、ただ観賞用にするだけじゃ、非常にもったいない。
是非、増やして暮らしに大いに活用しましょう!
今回は、ローズマリーの増やし方を、失敗談も盛り込んでお話します。
◆ローズマリーとはどんなハーブ?
ローズマリー とは、地中海沿岸地方原産のシソ科の常緑性低木です。
1年中常緑で、育てやすいです。
和名は「マンネンロウ」。
学名は、地中海沿岸の海に面した断崖に咲いた薄水色の小花が、まるで「海のしずく」のようだった事から、「海のしずく」と呼ばれるようになりました。
近づくだけで、スーと爽快感があるが、シャープで独特の強い香りがするハーブです。
◆ローズマリーの効能・効果が凄い!
ローズマリーは俗に『若返りのハーブ』とも言われ、効能・効果は、こんなにもたくさんあります。
①精神安定 =(頭をすっきりとさせる等)
②強壮効果 =(眠気さましや気分転換)
③血行改善効果 =(心臓強壮、冷え、消化器系、低血圧。頭痛等)
④抗菌・抗酸化効果 =(咳、痰、気管支トラブル等)
⑤肌の収れん抗菌作用 =(フケ、育毛、ニキビ等)
⑥老化防止 =(活性酸素を取り除く効果がある為)
⑦認知症、アレルギー等緩和作用(アルツハイマー病を抑制する働きがある)
⑧脳の活性化作用 =(記憶力向上)
⑨口臭予防
『若返りのハーブ』と言われるのも納得!
ローズマリーって、凄いでしょう!
◆ローズマリーは移植を嫌うって、ホントだった!!!
地植えの場合
地植えの場合は日当たり良く乾燥気味な場所を好み、夏の直射日光や強い風などにも耐性があります。
一年中葉をつけているので、大変強く栽培も容易ですが、若い苗木のうちはまだいいのですが、根付いてから根を動かすと枯れてしまいます。
つまり、移植が嫌いなのです。
ちなみにこれは、我が庭の地植えローズマリー。
ポット苗を一つ地植えし、10年以上は経っているであろう、背丈最長120cm程のローズマリー。
長く小まめな剪定もしてなく、放任状態だったので、枝下は太く木質化しています。
新芽が四方八方に暴れ、剪定しながら贅沢に入浴剤やちょっと料理に使ったり、友達にプレゼントして役立てていたのですが、家庭菜園にハマり、ここにオクラを植えたく、掘って移植してしまったのです。
そうしたら、移植先で日に日に元気がなくなり、とうとう枯れてしまいました。
本当にローズマリーは移植が嫌いだったんですね。物凄くショックでした(´;ω;`)ウッ…
まさかの為に、まさかになってほしくなかったけど、ロ-ズマリーの新芽を挿し木にしてたのが、幸いでした。
プランターの場合
プランターの場合は土が乾いたら水をあげる程度で大丈夫です。痩せたら土壌改良剤などで補ってあげると良いでしょう。
ただし、根鉢を動かさないように土ごと、大きなプランター又は地植えに植え替えするのがポイントです!
◆ローズマリーは、挿し木で増やす。
ローズマリーは移植が難しいということ、実体験で痛感しましたが、挿し木の方は順調に育っています。
ただし、挿し木にも注意点あります。
時期
ローズマリーの挿し木の時期は5月から6月、9月から10月です。
真夏と真冬を避けて、挿し木をしましょう。
剪定の仕方
ローズマリーの挿し木に使える部分は、今年伸びた柔らかく白っぽいフレッシュな枝です。
・長さは、10cm~15cm。
・切り口は斜めに切ります。
土に挿す前に
・剪定した枝の下葉(3cm程)を落とします。
・水につけ、1時間ほどで水揚げします。
挿し木の土
・挿し木用には新しい土がを使用(バーミキュライトまたはピートモス)します。
・水揚げした剪定のローズマリーを土に挿し、土が湿るようたっぷりと水やりをします。
植え替え
・土の中で根が出るまで、約1ヶ月は待ちます。強い日差しはローズマリーを傷めるので、挿し木のポットは、屋外なら明るい日陰、室内ならカーテン越しの窓辺に置くようにしましょう。
・茎を少し引っ張って、抜けないようだったら、根が張っている証拠です。
・増やしたい場所に移し替えます。
夏に挿し木をした我が家のローズマリー
梅雨明けの7月に、移植が失敗したらと、万が一のため剪定し、挿し木用にしたローズマリー。
挿し木の時期には適してなく不安でしたが、1ヶ月には7本→5本、11月には2本になってしまいました。
でも、その2本の挿し木ローズマリーが、すくすく育っていて一安心。
この2本のローズマリーを、このまま外で冬越しさせ、来年の春にはこの2本のローズマリーを、最適な場所に地植えし、定着させようと計画しています。
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